DAYBREAK healing room



そのとき、わたしは本当に孤独でした。
家族の発病。治るでも治らないでもなく「薬を飲み続けるほかどうしようもない」という現実。
そして、それに伴って起こった、さまざまな、考えたこともないような出来事。

当たり前だと思っていたささやかな日常が、砂のように指の間からさらさらこぼれ落ちて行くのを、わたしは呆然と眺めているしかありませんでした。
全世界に裏切られたように感じ、自分を見失って更によくない現象を引き込むという悪循環に、どっぷりとはまりこんでいました。

でも、誰にも相談できなかったんです。
迷惑も、心配もかけたくなかったから。
自分が不幸せだと、誰にも、自分自身にも、知られたくなかったから。
わたしの気持ちなんか、誰にもわかるわけなんかないと思い込んでいたから。

何日も眠れないようなとき、明け方の線路ぎわをよくひとりで歩いていました。
自分がどうして生きていなくちゃいけないのか、まったくわからなくなっていました。

そういう中で、REIKIと出会いました。
変えたいのは状況で、自分を癒す必要なんて考えたこともなかったけれど、他に何かできるわけでもなく、言われた通り、毎日毎日自分に手を当ててREIKIのエネルギーを流す「自己ヒーリング」を続けました。

次第に心が少しずつほどけてくると、信用できるティーチャーの人や、REIKIを通じて仲良くなった人たちに自分の悩みを話せるようになりました。
生まれて初めて、困っている自分や傷ついている自分の心を、他の人に開けるようになっていたんだと思います。
同時に、わたしの周りの世界が、ちょっとずつ、ちょっとずつ、姿を変え始めました。

この記録は、その頃の、わたしの個人的な体験を綴ったものです。
かなり長いですが、お読みいただけたら光栄です。

そして、これを読んでいらっしゃる中に、もしもいま辛い状況に置かれて苦しんでいる方がいらしたら、
人生はどこからでも いつからでも やり直せる、ということ
人生の道は、どこをどう通っても必ず幸せに繋がっている、ということを
お伝えできたら嬉しいです。

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1

REIKIとの出会い


わたしが初めて「REIKI」という言葉と出会ったのは、ハワイにある高級リゾートホテルのSPAのメニューでした。
普通にエステな感じのフェイシャル、ボディ、普通にハワイな感じのロミロミなどに混ざって

というタテ書きがあったんです。
すごいインパクトで、むちゃくちゃ異彩を放っていました (^_^;
だって、アメリカ人には 漢字なだけでエキゾチックで東洋の神秘でかっちょいいのかも知れませんけど 日本人にとっては「ぎょっ」とするような文字ですよね。
わたしも「ぎょっ・・・(@@;)」 としました。
それから友達と「アヤシ〜イ」と笑いあい、普通にフェイシャルとボディをお願いし、ジャグジーでくつろぎ、それきり「霊氣」のことは忘れてしまいました。


ところが それから数年経って、わたしは自分から「霊氣」を受講しに出かけて行ったのでした。

心も、体も、自分の手に負えなくなっていました。
追い詰められた気持ちでした。「死んでやろうか、殺してやろうか」----そんな思考が、振り払っても抑え込んでも湧いてくるのを止められませんでした。
一度風邪を引くと1か月は治らず、治ったと思うとすぐまた熱を出す繰り返しでした。
狂ってしまいたいと思っていました。事故にでも遭えればいいのに、と捨て鉢でした

それなのに、これでいいんだ、こんなもんなんだと思っていたんです。

疲れているのに、元気いっぱいだと思っていました。虚しいのに、充実してると思っていました。めいっぱいなのに、もっともっとと思っていました。
ああ、わたしの人生失敗だったなあと思いながら死んで行くんだろうな。と冷たく感じていました。まーそれも仕方ないね。と笑うような気分でした。


夜でした。子どもを迎えに行くために夜道を小走りに急いでいました。
角を曲がって、住宅街のうす暗い一方通行に入ったとき、
真っ白い光の筋が わたしの行く手の、道の一角を照らしているのに気付きました。
特に何も感じず そのままの歩調で、その光の中を駆け抜けようとしました。
ところが、光の中に入ったとたん ばん!!という衝撃があったのです。
「わたしは光になりたい!」
胸の奥から そういう 言葉というか 意識というかが 全身に聞こえました。
それは なんだかわからないけど 喜びでいっぱいのモノでした。
それまでの自分がすぱーんと抜ける感じがしました。


家に帰ってから。
光の衝撃が残っている感覚に引っ張られるようにして、パソコンをインターネットにつなぎました。
そこで REIKIという言葉に出会いました。

考えたこともないようなことがそこに書いてありました。
あきらめていたことが、もう一度自分の手に返ってくる可能性でした。


10中8、9バカバカしい子どもだましだろうけど、と思いながら、わたしは、そのHPを「ブックマークに追加」しました。
10中1でもゼロよりまし、と受講を決めるのに3日とかかりませんでした。

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2

REIKI ファーストディグリー



10月にしてはとんでもなく暑い日でした。
一日かかると言われたので、会社を休みました。
子どもが生まれて以来、自分の都合で会社を休んだのはこのときが初めてでした。

けっこう恐る恐る出かけていったことを覚えています。
怪しげな人たちだったらすぐ帰ってこようと思って、ダッシュできるようにスニーカーを履いていきました(笑)

会場に着いてみると、残念ながらと言うべきか(?)ティーチャーさんも 他の受講生の方たちも ごくごく普通の人たちばかりでした。
別に何か売りつけられることもなく・・・お手製の「パワーグッズ」というのをおみやげにもらいました。
その時のわたしの心境としては、パワーグッズとかどうでもよくて ヒーリングできるようになっただけで十分マンゾクでしたけど。


ファーストではアチューンメントを4回受け、REIKIのエネルギーと共振できる状態にします。
アチューンメントはだいたい1回10〜15分くらいで、その間は、目を閉じてぼけ〜〜〜〜〜っとしているだけでOKです。
閉じている目の裏側に いろいろな形や色が見えたのが面白かったです。
紫や緑や白のモヤモヤした渦が広がったり捻れたりしていました。
後から知ったのですが、これは「丹光」と言うものなんだそうです。

アチューンメントの間に、講義がありました。
内容は、REIKIの歴史と概略の説明、自己ヒーリングの方法、気感の実験、他者ヒーリングの際の注意点と練習といったところで、最後に認定証をもらいました。

他者ヒーリングは、するのもされるのも すごく気分がよくて驚きました。温泉に入っているみたいな感じ。ほわ〜んとポカポカしてきます。他者ヒーリングをされる側になったときは、人目もはばからず、爆睡。ほんとに、一瞬で眠りの底まですとーんと落ちる、しっかりした眠りでした。

ヒーリング、って こういうものなんだあ・・・と思いました。
こういうのだったら まあ 特に悪いものでもなさそうだな、という印象をもちました。

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3

REIKI セカンドディグリー



そのスクールでは、通常、REIKIのファーストとセカンドは一緒に申し込んで続けて受講する人が多いそうなのですが、わたしがセカンドディグリーを受講したのは、翌月の11月でした。
物理的に時間を取るのが難しかったというのもありますが、ハッキリ言って、怪しげなものに関わりたくないという思いの方が大きかったですね(笑)
経済的な観点からも リスクは最小限に抑えたかったし。


さて、セカンドディグリーでは3回のアチューンメントを受け、3つのシンボルを習います。
エネルギーを集中させるシンボル、精神的な癒しのためのシンボル、時空を越えてエネルギーを送るためのシンボルです。
REIKIというとよく出てくる「味かえ」や「遠隔ヒーリング」は、これらのシンボルを使うので、セカンドからできるようになります。
ちなみに、シンボルは「門外秘」というのが原則なんですが 暴露的に公開してるサイトもあるようです(笑) どっちみちアチューンメントを受けなければ使えないので 何の役に立つのかわかりませんが・・・

また、セカンドのアチューンメントを受けると、ファーストの段階では約一時間必要だった自己ヒーリングの時間が、半分の30分になります。
自己ヒーリングは、ファーストを受講したあと、浄化期間にあたる21日間は毎日するよう教わっていましたが、実際にはまとまった時間が取れなくて細切れになったり、途中で爆睡(←また^^;)して なし崩しになってしまったりすることが多いですから これは嬉しいと思っていました。(実際には、30分になってもやっぱり爆睡してました ^_^;;;)


アチューンメントは、やっぱり受けている間はぼけ〜っと目をつぶっていればOKです。
ファーストでは丹光が見えましたが、セカンドでは、それに加えて何か模様のようなものが見えました。(習ってみたら、これは、シンボルの形でした・・笑)
過去生が見えたり、子どもの頃の記憶が出てきたりした人もいるようです。エネルギーに敏感で、ぐるぐる揺れている人もいました(アヤシイ・・^^;)


このときも、アチューンメントの間に講義がありました。
シンボルの使い方、各シンボルの説明と練習です。

「味かえ」の実験は、すぐできるようになる方も少なくないのですが、わたしは難航しました。
REIKIのエネルギーを扱うのは、アチューンメントを受けるのと同じで、ぼけ〜っと使うのが一番いいのですけど いざとなると結構肩に力が入っちゃうんですね。
それと、REIKIに対して否定的な思いをもっていると うまく使えません。エネルギーは素直なので、「ホントにできるんだろうか・・・」なんて思っていると ちゃんと「できない」という結果を返してくれます。(味かえに限らず、何でもそうです)

わたしの場合では、味かえができるのに2ヶ月くらいかかりました。
駅の売店で買ったサイダーに 何の気なしにシンボルを使ったら、一瞬で炭酸が抜けてしまったのです。すごくびっくりしました。
それ以来、味かえができるようになりました。


「遠隔」の方は、わたしには、簡単でした。

時空を越えるシンボルを使うと、離れたところや時間にあるエネルギーを引き寄せることができます。
セミナーの中では、この、遠くにあるものを引き寄せる、というのを実験しました。
当日ご一緒だった方の一人に、ご家族がずっと意識不明という方がいらっしゃって、その本人が何を感じているか知りたいと希望されたので、その方の意識を引き寄せることになりました。

ぼぉっと両手を広げて待っていると、不意に、重さのある空気が隣にありました。
そして 耳元に
「・・・・・・つかれた・・・・」
という囁きが聞こえたのです。

そんなの気のせいだ、と言われてしまえばそれだけなんですけれど 空気の実体感、声、いずれもとてもリアルで これがそのご本人だという確信がありました。
とても不思議な体験でした。

もちろん、普通の(普通か?)「遠隔ヒーリング」の練習もしました。
これも、ぼけら〜っと待っていると 腰の当たりに突然あたたかい気配が・・・。
あ、これが遠隔なのね、とよくわかりました。

・・・・と書いてきたのを読み返すと
うーん(^_^;) 着々とアヤシクなってきてますねえ〜(苦笑)
しかし
このあとサードを受講したら もっとアヤシイことが起きてしまったのでした・・・

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4

REIKIサードディグリー



REIKIのサードディグリーは、「高次元の意識とつながるシンボルを教えます」と説明されています。
でも、精神世界に詳しい人ならともかく、普通は「高次元の意識」なんていわれても 「はあ?」ですよね。
当然、わたしもそうでした。
だから まーいいや、サードは(高いし) と 思っていたのです。


セカンドディグリーを受講して、REIKIを使うのが面白くなってきました。
シンボルを送ると、混んでいる道もすいすい通れます。安いワインもおいしくなります。REIKIボックスというテクニックを使って、欲しかったものを安く手に入れたり、ちょっとした願望を叶えたりしました。

でも、一番大きかったことは、時空を超えるシンボルを使って 子どもの頃の心の傷を癒すことができたことです。
押さえ込んでいた感情をもう一度感じ直し、その体験を完全に自分のものにしたとき、背中から甲羅がはずれるような肉体感覚がありました。
そして、んもう体重計乗りたいわっ、って思っちゃうくらい(笑) 一瞬で体が軽くなったんです。
そのことがあってから、サードディグリーを考えるようになりました。


サードディグリーでは、3回のアチューンメントを受け、「高次元とつながる」最高位のシンボルを習います。
このアチューンメントは、わたしにとっては とても印象深い経験でした。
丹光が見え、シンボルの形が見えたのはセカンドのときと同じでしたが、ものすごく強い光に包まれている自分を感じました。
それが どういう脳の働きなのかわかりませんけれど、真っ白い光でいっぱいになる経験は・・・・正直、感動します。
また、3回めのアチューンメントの時には 「意識が広がる」という感覚を体験しました。
それは、自分という範囲をきめている壁が ぐぐぐっ・・・と上下左右に押し広げられる、不思議な感覚でした。

アチューンメントの間の講義では、シンボルの使い方と説明に加えて、瞑想の誘導がありました。
瞑想というのは、これも ナンカアヤシイ・・・と やや斜めに見ていたのですけれど、ここでも光に包まれる体験、自分の中心にある光と出会う体験をし、すごく嬉しかったです。

自分の中にある光・・・意識の奥の、さらに奥をじっと見つめていると 突然 金色の天使が両側から現れ、泡のような白いカーテンを開きました。
すると、その奥に見たこともないほど眩い光が輝いていたのです。

光に抱き締められて 光とひとつになっている自分を感じました。
そのときの 満ち足りた喜ばしい気持ち。・・・ああ、わたしは、ここにあるのだなという確信。

多分これが「高次元の意識とつながる」というものの、具体的な一例になろうかと思います。

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5

REIKIサード受講後にあったこと



REIKIのサードを受講すると、直感力が増す、円滑現象がより起こりやすくなる、といった例が、よく紹介されています。
精神世界にそれほど興味のないわたしは、不思議な話にもあまり心動かされず ずっと
「ふーん・・・・」
と思って聞いていました。
でも、わたしにも やっぱり変化は起きたのでした。

このことは、書こうかどうしようか かなり迷いました。
でも、他にも同じような経験をされる方がいるかもしれないと思い、書くことにしました。
またまたアヤシイ話になりますが・・・
もしよかったら読んでください。m(__)m


さて。

最初の変化は 当日のうちに起こりました。


講座のあと、じゃあ軽く一杯・・ということになって 会場のそばの居酒屋にみんなで行ったときです。
わたしは 今ではそれほどでもありませんが、どちらかと言うと人見知りな方で、知らない人ばかりの席で喋るのは苦手です。でも、人が話しているのを聞くのは楽しいので、みなさんがあれこれ話していることを面白く聞いていました。
そのうちに、ひとりの方が ご自分の別れた恋人の話をし始めました。
おもしろおかしくいくつかのエピソードを披露しながら、彼女は ふと 相手の方のお名前を紙ナプキンの裏に書き、黙って聞いていたわたしの前に差し出しました。

「・・・・??」
「この人なのよ。どう思う?」

どう思うって 全然知らない人です。何を言ってるんだろうと思って 一瞬ポカンとしました。
ところが、それが始まりだったのです。

突然、脳が乗っ取られたみたいになりました。
頭の中で、英単語や数式や図形みたいなものが 次々にプラネタリウムのように展開しています。同時に
「この人は背が高いよ」
「この人は外見に自信をもっている。」
「すごく頭がいい。いくつかの学問をやった経験がある。」
「学歴にプライドがある。」
「なにかの概念に いま 傾倒してる」
「今は、外国にしょっちゅう行く生活をしてる」・・・・などなど
なんだか全然知らない話を、口が勝手にしているのです。

どうしちゃったんだろうと 怖くなりました。
けれども 相手の彼女は平然とした顔で こう言いました。
「全部当たり。見えるようになったね」

・・・・えっと。ここでもう一度強調しておこうと思うのですが、
REIKIは、決して サイキックな能力を開発するためのテクニックではありません。
また、サードディグリーを受講すればサイキックな部分が開発されるというものでもありません。
そもそも、ヒーリングに、そういった能力は必ずしも必要ではないものです。
もちろん 素晴らしい経験をすることもありますが、逆に、困った目に遭ったり、面倒に巻き込まれたりする機会も多くなります。
わたしの場合はどうだったかと言うと、何の前準備もなく いきなり新しい視界が開けてしまったので、最初のうちは面白くて仕方ありませんでした(恥ずかし〜 ーー;;)
でも すぐに大変な目に遭うことになったのです。

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6

REIKIサード受講後にあったこと その2



占いが好きな人、多いと思います。
見えない未来が見えたらいいのに、って思うことは、不自然なことではありません。
特に、辛い思いをしているときはそうですよね。
早く抜け出したいし。なんとかしたいと思うし。正解があるなら先に教えてよ、って思う。そりゃそうです。好きで辛い思いをする人なんていません。


もしかしたら精神世界な人たちに共通しているものなのかもしれませんが、そのREIKIのグループは、全体にサイキックなことを面白がるムードがありました。
いろんなものが見える人がいっぱいいたし、練習会のときに 直感ゲームなどと言って遊ぶこともありました。
そんなわけで わたしがちょこっとくらい余計なものが見えるようになったことは グループの中でぱっと広がってしまったようでした。


そのうちに、いろいろな人が相談事をもってこられるようになりました。

最初のうちは、こんなことで相手が喜ぶならいいかなー と 思ったし、
自分も確かに面白かったし、まあ お酒の上の余興、みたいな気分で見ていました。
でも そのうち 辛くなってきました。


辛い原因の1つめは、言いたくないことがたくさん出てきてしまうことでした。

この彼と結婚するつもりなの。相性見て♪
と 差し出されたお名前眺めたら 思いっきり不倫だったり 二股かけてたり・・・(ーー;
こういうの、キツイです。できれば言いたくないし 適当にごまかしてしまうことが多かったです。


2つめは、ご本人が自分にも隠しているような感情を見たりするのが嫌でした。

わたしたちは弱いので、自分で認められない感情を感じないようにしまいこんでいることが、よくあります。時には、別の感情のカバーをかけていることもあります。
たとえば いつも自信がない・・・と言っている方が、意識の中では、実は巨大な優越感を隠し持っているとか、恋愛で悩んでいる方の意識の中に、他人に対する強い恨みの念があるとか、外見からは信じられないけれど、そういうことって多いのです。

今は、それを ああ今はそういう状態なのね、と受け入れられるのですが、その時は自分の価値観でそれを裁いてしまっていました。オソロシイ・・と感じてしまったのですね。


3つめは 見えたものに必要以上に拘束される人がいることでした。

ちょっとハナシが逸れますが、占いに行って 当たったの外れたの、あると思います。
占いというシステムが同じである以上、占い自体に当たった外れたがあるわけではなく、当たり外れは、それを見た人の感覚(や知識や経験)という部分に依るものが非常に大きいです。
更に、それをクライアントの方にお伝えするときは、言葉に置き換えます。
つまり、どんなに頑張っても、見た人がその人の感性で言葉を選んで話すわけですから、常にある程度はバイアスがかかるわけです。(たとえば、意地悪な人や劣等感のある人が見ると 短所ばっかり言い当てたりします。同じ特徴でも 言い方によっては長所になるんですけどね・・・)

リーディングも占いと似たところがあって、それは、言葉で相手に伝えるために、見た本人のバイアスがかかる、ということです。
また、聞いた方の方も 言葉で受け取るわけですから どうしてもその方が聞きたいような形にバイアスをかけて理解してしまいます。

たとえば、未来のことは 現在が変われば変わっていきます。
それを理解しないで(説明はするんですけれど)「あなたにああ言われたから(^^)」と 大勘違いしている方を見て腰を抜かしそうになったり、そんな経験を何度かしているうちに、なんだか気持ちがぐったりしてきてしまいました。


そんなこんなで あー こういうのって わたし向かないかも・・・・(-_-;)
と思い始めた頃に、今度は いよいよ笑っていられないような出来事が起こりました。

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7

REIKIサード受講後にあったこと その3
〜「クンダリーニが上がる」体験 〜



ヘンだと思いました。

だって、食欲がないのです。
インフルエンザで40度の熱出してもモノを食べてたわたしが・・

疲れているのかな? と レストランなどに行ってみても やっぱり食べたくない。

食べ物を見ても それが何だかわからないのです。
ハンバーグだね、サンドウィッチだね、と そういうことはわかる。
食べるものだということもわかる。

でも 食べる っていう意欲が湧かない・・・
何を見ても ロウでできたサンプルを見ているみたい。いや、それ以下ですね。
なんの感情も出てこないんです。


次の日には、飲むことにも興味がなくなりました。

朝、なんとなく習慣で買ったお茶のペットボトルを 一度も封を開けずにいました。
ヒトがお茶を飲んだりジュースを飲んだりしていても ふーん・・そういうことするんだあ・・って感じ。
不思議なコトするなあ〜と感じている自分を不気味に思いました。


更に、眠れなくなりました。

目を閉じると 目の裏側が明るくて明るくて、とても眠るどころではないんです。
アチューンメントを受けたときの「丹光」にも似ていましたが、もっとずっと明るい光。
でも 眠らなくても眠くならないことに気が付いて、眠るのは諦めました。


そのまま 飲まず食わず眠らずで一週間が過ぎ・・・


突然。体じゅうが熱くなりました。


ああ、やっぱりカゼひいたのかあ。と、思ったけど 体温計は36.4度。
気のせいかなあ? 何だろう??
そう思いながらいつもの通りに仕事を始めようとしました。

でも。

どんどん熱くなってくるんですね。


背骨が熱い!
焼きごてを当てられてるみたいに熱い!
ここが背骨だよ、って自己主張しているみたいに熱い!!
背骨が 溶鉱炉に入った鉄みたい。真っ赤に溶けている感じです。
もう じっと座っていられなくなりました。


燃える背中をよじりながら うろうろ散歩しているうちに、
今度は音がし始めました。
口笛のような音、サイレンのような音。
続いて光が始まりました。
光が風のようにチラチラしながら通り過ぎるのを 何度も見ました。
相変わらず食欲もないし、苦しいのに全然疲れた感じになりません。


これは、いよいよ狂ったと思いました。

病院に行かなくては、仕事は、家族は、どうしたらいいんだろう・・
思考もとりとめがなくなってきて ヤバイと思いました。
音はどんどん大きくなってきて、何かの音楽のように聞こえてきました。
誰かが口笛を吹いているんじゃないかと思って きょろきょろしながら歩きました。
CDをかけてる家があるんじゃないかと思ったけれど ずっと音楽がついてきます。


これはもうダメだ・・・・・

明日、病院に行こう。そう決心しました。



その夜。

家族が寝静まった部屋で、ぼーっと座り込んでいたとき。
突然に 最後がやってきました。


目の前に 真っ白い光のボールが浮かんでいました。
じっと見ていると それは 次第に大きくなって 中に入れそうな気がしました。
わたしは、意識でボールの中に入りました。


・・・・何がそこで起こったのか。
それを言葉で書くのは とても難しいですけれど・・・



静かな世界でした。



そこで、一瞬にして わたしは自分が何かを知りました。
わたしだけじゃない。生きるものすべてが、なんのために存在しているのかを知りました。


わたしたちは「愛」でした。

そこにあること。それだけが一番素晴らしいこと。
わたしたちは ひとつであり 同時にそれぞれであること。
花は花の、虫は虫の、ヒトはヒトの、それぞれの姿にわかれているけれど
すべてが体現するモノはたったひとつ。愛であること。
その素晴らしさを広げるために それぞれの姿にわかれていること。
どの命も どの命も かけがえがなくて 愛おしくて
生きていることが嬉しくて嬉しくて 震えるようでした。



次の日から。

少しずつ眠れるようになり、お茶をおいしく感じるようになり
ご飯が食べられるようになって 通常の状態に戻りました。


あとから聞きましたが これを「クンダリーニが上がる」と
言うのだそうです。
最終的には とても感動的な体験がありましたけど
このときの苦しかったことは 忘れられません・・・・

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8

REIKIサード受講後にあったこと その4



さて。

一般的には「クンダリーニが上がる」と「覚醒する」と言うのだそうです。

でも、わたしに限って言えば それからが、また、新たなる「タイヘンタイヘン(@@;」の始まりでした。


たとえば 

それまで仲良しグループだと思っていた人たちが 密かに回していた
わたしについての悪口メールの宛先に なぜかわたしが入っていて(爆)
アラレもない誹謗中傷を直視することになるとか。(汗)

旅行に行けば、なぜか乗り換え駅の改札で乗車券を取られてしまい
それに気付かなかったために二重に乗車料金を払うはめになるとか。(汗)

なんかもぉ どうしてーーーーーーっっっっ(T◇T) と叫びたいようなことばっかり・・・


そのとき起こったことをひとつひとつ挙げていくとキリがないのでざっくりまとめちゃいますけど

要するに

「こーいうことが起きたらやだなー -_-;」

と 思うような事件が次々起こった、ということです。


想念は現実化すると言いますが(それはホントですが)、思ってもみないようなコトが
あの手、この手、で攻めて来たんですね。


えー でも、なんで?なんで??
REIKIやると強運になったりラッキーなことが起こるんじゃないの???


いや、そうなんですけど(汗)。

でも実は、そのとき
あー コレのせいだな、って 思い当たることがあって・・・

でも これ、REIKI以上にヘンな話なので 信じなくてもいいんですけど(大汗)


「ありがとう」は、いいよ、っていう話をブログの方に時々のせていますが
この時、わたしは ずーっと「ありがとう」言ってたんですね。
誰にかっていうと。


自分のHigherSelfに。
自分の中心にある光。高次の自己に向かって。


「全て必要なものを受け入れます。
 全て不要なものを手放します。
 全てを委ねます。
 導いてくれてありがとうございます。」


と、いうのを、ですね。
毎日毎日毎日毎日ずーーーーーーっと言っていました。

ずーっと、って 一日30回とか100回とか言うっていうのじゃなくて、
気が向いたときに言うっていうのでもなくて、

仕事してるとき、食事してるとき、眠っているとき、以外の全部の時間です。
ほとんど修行ですね(笑)


     って言うか、「ありがとう」というのは 一種の「行」のようなものみたいです。
     それを なんか利用してうまいことやってやろうとか考えちゃうとアテが外れるわけで(笑) 
     「ありがとう」は「安易な開運法」なんかじゃ決してない、と わたしは考えています。
     余談でした m(__)m


てなわけで1年近くの間 わたしが向き合っていたことは。
浄化に次ぐ浄化。浄化、浄化、浄化・・・の嵐。

「浄化はタマネギの皮むき」っていうの 言い得て妙だと思いますね。
はい、ずっと泣きながら皮むきしてました。

けれども、それは。

これまでの人生の中で作ってきてしまった壁や障害を、ひとつひとつ自分の手で取り外していく作業でした。
いままでを否定するのではなく、もう一度感じ直して 自分のものとして受け入れていく作業でした。

すごく疎ましく思い始めていたサイキック的なものでさえも 何も特別な能力ではないことを理解して 受け入れられるようになりました。
だって わたしたちはもともと一つなのだから それは当たり前のことなのです。
自分、自分、と 排他的な視覚狭窄に陥っているから つながれないだけなのです。

そう。
自分が見ている方向を変えさえすれば わたしたちって限りなく自由になれる筈なんです。
浄化はツライのは、大きなトラックが小さな路地で向きを変えるために 何度も切り返しが必要だというのと同じことなんだと思います。
少し角度を変えるたびに あっちにぶつかりそうになり、こっちにぶつかりそうになり、
見たことのない景色に驚かされますけれど 
逃げないで向き合っていけば 必ず良い方へ導かれてゆくのだと思います。


あ。
最初の方で出した「事件」ね。
その後どうなったか 気になる方がいるかな?

メールを回し合っていた人たちの誤解は解け、和解しました。
でも 何か いる場所が違ってしまったというのか、以前ほど気になる人たちではなくなってしまいましたね・・。
彼女たちに依存していた自分を自覚して 手放すきっかけになったので、とても感謝しています。
間違えてメール発送してしまったご本人は すごくお気の毒でしたが m(__)m

乗車券は、払い戻してもらいました。
乗車券を取った駅ではない乗換駅の駅員さんや、車掌さんが助けてくれました。
(京都駅の●●さん JR東日本車掌の○○さん 東京駅窓口の△△さん ありがとうございました)
困ったときに 黙って困ってるだけだったわたしの ブレークスルーだったなあと思います。
わたしたちはひとりぼっちじゃないんだ、ってことを 強く感じた出来事でした。


もちろんまだまだ浄化の道は続くし 今も心がけていますけれど
一歩一歩 本来の自分自身に近づいていくことができるのが嬉しくて 幸せです。


自由へつながる道。ここへ至る曲がり角が。

REIKIサードでの 自分の中心にある光と出会う体験だったと思っています。

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9

REIKI 12ポジション他者ヒーリング




サードディグリーを受講したあとは、30人に12ポジションを行うことになっていました。

12ポジション、というのは REIKIの基本的なヒーリングテクニックで、体の12箇所に手を当てて行く方法です。
自分自身へのヒーリングとしては、わたしもREIKIを受講してからほぼ毎日、やっていました。
でも、他人へのフルセッションは、家族以外には ずっと経験がありませんでした。


もちろん、ファーストディグリーやセカンドディグリーの人でも、アチューンメントを受ければ立派にREIKI実践者ですから、他人へセッションをしてよいのですが わたしの場合は 自分の中にあった 他人との間の壁が厚くて・・・

ハイ、正直に申します。
ずっとバックレていたのですね(苦笑)



その壁が、浄化の過程の中でやっと崩れてくれまして(^^)

よし、やろう! と 気持ちの底から思えるようになってきたので 30人のチャレンジを始めたのでした。


ところがところが。

長いこと あーだこーだ言い訳して先延ばししていた(爆)くせに。

これが、やってみましたら すっごく楽しかったのですよ♪♪


ヒーリングのときには、エネルギーが自分の中をドンドン通り抜けて行く状態になるので
手を当てている間は、ややボケ〜〜〜〜〜〜〜〜ッとしている状態になるわけですが
他の方へのヒーリングは エネルギーが来て気持ちいい、ということ以上に すごくすごく嬉しい気分になるのです(*^-^*)
優しいエネルギーに 相手の方とわたしが包まれて なんとも言えない喜びの感情でいっぱいになります。
あ。これは わたしがしているのじゃなくて 天(?)がしているのだな、っていうことを実感しますですね(^^)


30人。時間で換算すると、約15時間ですが、ひとり、ひとりと繋いでいくうちに 相手の方が変わるたびに 12ポジションも変わっていくのを感じました。
わたし自身はエネルギーを調整することなんてできないけど、これが、
「必要な量のエネルギーが流れます」ということなのかなって思いました。
足りなくもないし 余ってもいない。結局、みんな調和し合って存在してるんですね〜☆


一番強く強く感じたことは。


どの人にも 心があり、体があり、魂があること。

この3つのどれかだけで存在している人はいなくて、だから 3つとも大切なこと。
正直、ぱっと見は(苦手なタイプかも・・)という方とも12ポジションをシェアさせていただいたのですが 
どの方も、自分自身と 自分の子どもや親と同じ、抱きしめたいくらい 大切な方でした。
気が付いたら、いつもいつも 相手の方に「●●さんありがとう」と 心の中で言い続けていて 我ながらおかしかったです(笑)



そういえば、始める前は、12ポジション30人達成したら なんかすごいことが起こるんじゃないかと(爆) 
変な期待をしてたりなんかもしました。


でも。実際は・・・


パワーアップしたわけでもなく。

立派になったわけでもなく。

課題が一挙に解決したわけですらなく。



ただ自然なままのわたしになったのでした。





快くシェアしてくださった30人の方、ありがとうございました(^^)

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REIKI 12ポジションのご感想


30人の方に12ポジションをさせていただいた折に頂戴したご感想を、一部掲載させていただきます。
REIKIをご存じない方にも参考になれば嬉しいです。


★ 気持ち良かったです。これが家なら寝てる・・。心の内もポカポカしてきました。


★ 体にエネルギーの膜ができたみたい。あったかくてポワーと気持ち良かった。両手があたたかくなってビリビリしました。アルファ波に満ちて幸せでした。


★ 体が軽くなりました〜


★ とっても暖かくて優しい感じでした。すごく丁寧に手を置いてもらって、ありがとうございます。


★ 気持ち良かったです。体の悪いところがわかりました。


★ ありがとうございました。女神さまと大きな羽が見えました。


★ 首の筋が楽になりました。上から下に熱く感じるのが移動してきました。


★ とても気持ち良かったです。人柄がよくわかるヒーリングで、丁寧でした。


★ 目をつぶったら月食のようなものが見えました。おだやかな気持ちになれました。


★ 暖かくて優しい感じでした。体に対するアドバイスありがとう。


★ 青空と明るい星空が見えました。最後の方では金色の明るい羽が見えました。


★ とても手が温かくて思った以上にリラックスしました。半分眠ってしまいました。


★ オーラクリーニングの時に光が入ってきました。腰の痛いのが治りました。



みなさま、ありがとうございました。
共に これからも 楽しく それぞれの道を進んで参りましょう。

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おまけ



これは、楽天のブログに掲載してたんですけど 
こちらでもお入り用な方がいらっしゃるかもと思い、UPしますね。
どなたかのご参考になれば嬉しいです(_ _*)


とてもとても苦手な相手に「ありがとう」を言い続けました。


苦手、って言葉は穏当すぎるな(笑)
憎んでた、恨んでた、っていう方がまだ近いかも。
だけど その気持ちが重くなりすぎて もう持ちきれなくなったの。


期限は十日間。
仕事中、食事中、寝ている時以外 ずっと
「ありがとう○○さん」と、唱え続けること。


「ありがとう」一日目、二日目。
「ありがとう○○さん」って言うたびにムカツク気分。
その気分をよく眺めてみると、「わたしは悪くない」って自己弁護だった。


「ありがとう」三日目、四日目、五日目。
具体的にいいこと、ありがたいなと思ったことを一生懸命思い出して言った。
言うたびに 胸が痛い。すごく苦しい。
なぜわたしがその行為を「ありがとう」だと思うのか よく眺めて吐き気がした。
自分にトクになることばかり。わたしって こんなに冷たい人間だったのか。


「ありがとう」六日目、七日目、八日目。
苦しい。相手の嫌いなところばかり思い浮かぶ。
でも そこに向かって「ありがとう」「ありがとう」と被せていく。
傷つけられたこと そのときの感情が 体じゅうから蘇ってくる。
すごく痛い。悲しくて悔しくて よじれるよう。
でも、そこに向かって「ありがとう」「ありがとう」と被せていく。


「ありがとう」九日目
もう、何も残っていない。
ただただ、「ありがとう○○さん」と繰り返す。
言葉が空虚。


「ありがとう」十日目
「ありがとう○○さん」と口に出すと・・・
ハートが共振している。「ありがとう○○さん」と言うのが嬉しい。
心からありがとうを言う、というのは こういうことだとわかる。

胸がほどけたように、体が軽い。
ぬれた服を脱いだように 気持ちがさっぱりしている。
外に出ると、草も花も 見たことがないくらい鮮やかに見える。
生きているということは すばらしいことだと 生まれて初めてくらい鮮烈に思う。

「いま」「共にある」ことが嬉しい。
生かされている、ということを実感する。
「嫌い」という想念から自由になって 「わたしは 何でもできる」と思う。
富士山を動かすとか そういうことじゃなくて(笑) 
自分のため、周りのために 自分の果たすべきことに対して 
何の留保もなくなったという開放感。


ありがとう○○さん。

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